英語学習に一番大切なこと。
それは、あなたが大好きなことから学習を始めること。 英語学習でもっとも重要なことは継続です。言い換えれば、学習を続けようとするモチベーションです。
そのモチベーション、あなたはどうやって育てますか? 「海外旅行 へ行った時、しゃべれなくて悔しかった!」 「外国人に道を聞かれて、逃げ出した!」
そんなモチベーションは1ヶ月でサヨウナラ。本当のモチベーション、それは... あなたの一番好きなことのために英語を使うことです。 |
■最高のモチベーションを手に入れる | こんな話がある本に載っていました。
昔のイギリス。ある炭鉱でのお話。ここの抗夫(掘る人)たちは読み書きができません。 そんな彼らに読み書きを教えよう、というプロジェクトが始まりました。
まず、最初に作ったのがテキストです。これは、Hello.やDo you 〜?など、カンタンと思われる単語から教えよう、というものでした。しかし、このレッスンを受けた抗夫たちはすぐにやる気をなくしてしまいました。つまらないのです。そこで、教師たちは生徒である抗夫たちに聞いてみました。
「なぜ、勉強をしないの?読み書きができれば、もっと良い給料でよい仕事もみつかるでしょう?」 抗夫たちからは「自分たちには読み書きは無理だ。難しすぎる。」という答え。
教師は「でも、字が読めたら、好きな本も読めるわ。何か読みたい本はないの?」 抗夫は「特に無いね。あっ、でも掘削機のマニュアルなら是非読んでみたい。自分で機械を直せたらどんなに仕事がはかどるか!」
教師は思いました。「掘削機のマニュアルは専門用語ばかり。難しい表現もたくさんある。そんな本で彼らが学習できるはずはない」 しかし、 他に良い方法が見つからず、掘削機のマニュアルを教材とした授業が始まりました。
ところが!なんと抗夫たちの参加率は抜群に上がり、更に読み書きも異常な速さで上達して行ったのです。そしてこの教師が考えていたよりも遥かに速いスピードで成果を挙げてしまいました。
(参考:エブリデイ・ジーニアス(フォレスト出版) ※ストーリーは判りやすく脚色しています。)
さて、この状況、 どこか私たち日本人にとっての英語学習と似ていませんか? 抗夫たちにとって、掘削機は毎日使う欠かせないものです。彼らの興味はまさにこの掘削機にあった訳です。モチベーションはここにありっ!って感じです。
さらに重要な秘密がこのストーリーにはあります。 それは、抗夫たちの掘削機に関する知識は非常に豊富である、ということです。 毎日、何年も使っている掘削機です。詳しくないはずがありません。
この「既に知っているたくさんの知識」が重要なのです。 この既知の知識が「これから知る新しい知識」とたくさん結びつけば結びつくほど、長期の記憶に結びつくわけです。
例えば、「ドリル」という部品があります。スペルは Drill です。このスペルを覚える時、これと結びつく彼らの「既知の知識」は膨大です。形・いろ・回転するときの音、振動、岩を砕く様子、本体との結合部分、交換用の刃、折れた時の記憶....。このスペルがこれらの記憶と結びついて、脳に固定されるわけです。結合は多いほど記憶が強固になります。
つまり、私たちが英語を学習するときも「既知の知識」がたくさんある分野を選んで学習することが英語習得の近道=ワープな訳です。 さて、あなたの一番興味があることはなんでしょうか?
映画?スポーツ ?車?バイク?インテリア?ビジネス?ハリーポッターでももちろん良いでしょう! 「難しいだろうな」なんて考えずに、まずはトライしてみましょう。
1stflow.comでは、ネイティブ講師の方々に、海外のマガジンを使った英語学習について意見を聞くため、ミーティングを開きました。「日本人は実際の会話の中で話に詰まってしまう生徒や、話すことが思い浮かばない生徒が多いので、話題づくりのためにも大賛成」という評価を頂きました。また、「本物の英語を学ぶことは、作られた教材を使うよりも大事なこと」との意見も。 |
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